実質金利とは、名目金利からインフレ率を差し引いた数値とは

金利には実質金利と名目金利の2つがあり、しっかりと使い分けることが大切です。 まず名目金利とは表示されている金利であり、非常に分かりやすい数値ではあります。 しかし、金利とは別に物価の変動があり、価値の変化が常に起こっているのです。 それを考慮しているのが実質金利です。 これを数値化するのはフィッシャー方程式を利用するのが一般的です。 つまり、名目金利からインフレ率を差し引いた値が実質金利の数値となるわけです。 もしも、これがマイナスになるということになると、ローンを組んで購入したほうがお得ということになります。 たとえば、住宅を購入して1年後に物価が上昇するとします。 当然、購入した住宅も上昇して、その上昇率が3%だとします。 一方、ローンを組んで年利1%の金利を支払っていたとします。 これをフィッシャー方程式に当てはめるとマイナス2%となるわけです。 住宅だけで見ると年利を1%支払うことになりますが、住宅の資産価値は3%上がっており、トータルで考えると2%のお得ということになるわけです。 利子を払っているのに得をするというのは不思議に思われる人も多いですが、物価も金利も変動するためよく見られる現象の一つです。 この2つの金利はよく経済指標などでもよく使われるキーワードです。 マクロ経済から一つの家計まで、全体的に把握するのならば分かりやすい名目よりも、本質的な数字である実質の金利に注目するのが一般的です。